WRECKERレッカー作業
レッカー車にはDyneema®SK78以上のグレードしかご提案しません。
他のシンセティックロープは長期間の性能維持が難しいためです。
通販カタログやECサイトでは製造メーカーの記載がないUHMWPEやシンセティックロープが広く販売されています。
破断強度がDyneema®と同程度と謳う安価な製品も見受けられますが、私たちは大きな危機感を抱いています。
仕様頻度が高く危険と隣り合わせのレッカー業務に、正体不明のシンセティックロープを使用することは事故発生リスクを高めます。
DIFFERENCEDyneema®SK78とその他のUHMWPE(シンセティック)ロープの違い
Dyneema®SK78繊維はSK75の進化版です。
SK75を含むシンセティックロープにはいくつかの弱点があります。その筆頭は経年劣化による強度低下です。新品時の破断強度でロープを選んでも、100回牽引作業をした1年後に元の破断強度が維持されているかは確認していないと思います。
メーカーであるDSM社は、繰り返しの使用や経年による劣化寿命をクリープ寿命と呼びます。Dyneema®SK78はこのクリープ寿命がその他の繊維より4倍程度長いとされています。Dyneema®SK78とSK99のみがこのクリープ寿命の弱点を克服した繊維といえます。
レッカー業務では過酷な環境下での使用が想定されますので、ご検討の一助になれば幸いです。
SAFETY & USEFUL特徴を理解したら安全で使いやすいダイニーマロープ
Dyneema®SK78のロープは非常に軽く金属ワイヤーに比べ高い破断強度を誇るものの、擦れや高温下での耐性は劣ります。しかしプーリーやローラーなどを表面がなめらかなものに変更し、先端フック周辺の擦れが起こる部位に特殊別途カバーを取り付けることで解決できます。軽くて取りまわしがよく、金属ワイヤーより長尺をウィンチにインストールできるメリットがあります。
車両や現場ごとに特注でカバー制作、スプライスを承ります。これまでの繊維ロープのイメージが大きく変わりますので、ご相談ください。
SNAP BACKワイヤー破断によるスナップバック事故防止
ワイヤーやロープが切れた際に飛び跳ねることをスナップバックといいます。
一般的なダイニーマロープでもワイヤーに比べ格段に軽量なため、運動エネルギーが少なく、安全性が向上しています
しかし大型レッカーのウィンチのロードを考えたとき、完全に安全とは言い切れません。
D.KORONAKIS S.A.社はスナップバックが起こらないウィンチロープの開発に成功した世界で唯一のメーカーです。世界中で実績があるこのロープをおすすめします。
■ 架装メーカー向けの量産に対応します
1本単位の特注品も得意としますが、量産も可能です。
綿密な打ち合わせを重ね決定した最適な仕様にて、高度な技術をもつKAYA ROPES社やD.KORONAKIS S.A.社での生産を行います。